独自ドメインが使える無料レンタルサーバー・ブログ13選
将来的にブログを収益化したい、運営者のルールに左右されず自由に情報発信が出来る自分のメディアを持ちたい。でも、お金を掛けるのは嫌。なんて思っていませんか？
今回は独自ドメインさえ用意すれば、無料で利用できる本格的なレンタルサーバー、ブログサービスをご紹介します。無料ブログサービスの利用から一歩先に進みたいという方は是非参考にしてみてください。
無料ブログは賃貸アパートのようなもの
基本的に無料で提供されているブログサービスは、アドレス(URL)は運営者から間借りして、運営者が定めた独自のルールのもと、運営していくことになります。家で例えるなら、賃貸アパートのようなものです。あくまで大家が絶対的な存在であり、ルールに従って暮らしていく必要があります。中には商用利用やアフィリエイトをNGとしている無料ブログもあるので注意が必要です。
ルールを守ることで、未来永劫ブログを継続できるのであればまだ良いのですが、ブログサービスの提供元(大家)がサービスを停止してしまったり、倒産してしまうことだって有り得ます。サービスが無くならなくても、ある日突然、コンテンツ内容が運営者側にとって好ましくないという理由でアカウントが停止になる可能性もゼロではありません。
つまり、無料ブログは運営者(大家)の都合次第で、それまでその地(URL)で頑張って蓄積してきたコンテンツやSEO的な価値が、ある日突然ゼロになってしまう、無価値になってしまう恐れがあるという事です。
自分自身のメディア、戸建ての家を持とう
自分で好きな情報を自由に発信すること、収益化すること、同じ場所で継続できること。これらを全て実現するのには、独自ドメインによるWEBサイト・ブログの運営が必要になります。家で例えるなら一戸建てを所有するイメージでしょうか。
まずは、独自ドメインで定住する場所(URL・住所)を定めましょう。将来にわたって変わらず利用できるアドレスが確保できれば、それに対して様々な投資を行うことが出来ます。
独自ドメインであれば、自分のの所有物(家)に対する投資になりますので、コンテンツの充実は勿論、様々なSEOの施策も全て将来に繋がる財産として蓄積することができます。
それでもお金は掛けたくない？
自分のメディアを持つ、と言ってもお金は掛けたくない。無料ブログは無料だから利用しているという方も多いと思います。そこで今回は、独自ドメインさえ取得すれば、あとは無料で利用できるレンタルサーバーやブログサービスをご紹介します。
無料という事で最小限の機能であったり、広告の掲載が必須であったりもしますが、取り敢えず独自ドメインでブログやWEBサイトをスタートさせることが出来ます。無料でありながら、WordPressが利用出来たりしますので、まずは無料で様子を見て、上手くいくようなら有料のレンタルサーバーに切り替えて本格的に運営していくという具合に活用してみては如何でしょうか。
ちなみに独自ドメインは.comなどであれば1年間1,500円程度です。初年度のみ格安で取得できるドメインも多いので、スタート時の金銭的な負担は少ない筈です。中には初年度1円、2年目以降は5,000円/年というドメインもあったりするので、契約前に必ず2年目以降の費用をチェックしておきましょう。
独自ドメインが使える無料レンタルサーバー・ブログ13選
独自ドメインが利用できる無料レンタルサーバーは海外や個人を含めると多数ありますが、今回は初心者の方でも利用しやすい国内サービスを中心にピックアップしてみました。自由度という点ではレンタルサーバーには劣りますが、導入が簡単な独自ドメイン対応の無料ブログも紹介しておきます。
ドメイン取得サービスエックスドメインで提供されている無料レンタルサーバー。ドメインを取得しなくてもアカウントを作るだけで誰でも利用出来ます。メール、PHPやMySQLが利用出来たり、WordPressの自動インストールが利用出来たりと機能は充実。容量は1GBで、スマホ広告が強制的に挿入される為、本格的に運用する際には上位サービスのエックスサーバーにアップグレードしたいところ。
ミニバードやファイヤーバードでお馴染みのネットオウルが提供している無料レンタルサーサーバー。広告表示無しで利用できるのが特徴ですが、設置できるのはHTMLベースのページのみ。無料オプションでPHPが選択できるものの、その場合はスマホ広告が強制的に挿入されます。容量は1GB。
ホスティンガー・ジャパンが提供する無料レンタルサーバー。海外企業のサービスで日本人向けにアレンジされていましたが、最近トップページは英語表記に戻ってしまい、1ドメインのみ、WordPress自動インストール無しと以前より機能も縮小されました。広告無しでPHP、MySQL、WordPress(手動設置)が利用出来たりと高機能ですが、速度、安定性、サポート等は国内企業のレンタルサーバーと比較するとやや開きがあり、ある程度割り切って利用する必要がありそうです。
GMOグループ傘下バリュードメイン系の無料レンタルサーバー。無料レンタルサーバーとしては老舗で古くからPHPやMySQLに対応した高機能なサーバーを提供しています。ドメインの設定はバリュードメイン上で無料ネームサーバーの設定が必要。2017年にサービスがリニューアルされました。広告はページ上部に自動挿入。
前述のウェブクロウと同じネットオウルが提供するWordPressに特化した無料レンタルサーバー。自動インストールなので専門知識無しに簡単に独自ドメインでWordPressサイトを始めることが出来ます。容量は1GBでFTPの利用も可能。スマホ広告が強制的に挿入されます。
容量1.5GBの無料レンタルサーバー。2015年にセブンアーチザン合同会社に運営会社が変わりました。PHPやCGIが利用可能ですが、MySQLは有料オプションとなっています。広告表示あり。
忍者ツールズでお馴染みの株式会社サムライファクトリーが提供する無料レンタルサーバー。PHPやCGIに対応していないのでHTMLベースの静的サイトでの運用が前提となります。容量は500MBで広告表示あり。
カゴヤ・ジャパンが提供する無料レンタルサーバー。対象が「学校教育法で定める国、地方公共団体および私立学校法に規定する学校法人及び研究機関」となっていますので、一般の方は利用できませんが、対象と認められれば同社の共用サーバー S11(100GB)相当のサービスを無料で利用することが出来ます。
Google傘下の無料ブログサービス。小さくBloggerへのリンクがあるだけで、広告らしい広告が無いのが特徴。DNSのCNAMEレコードを設定することで独自ドメインの利用が可能です。
ライブドアの無料ブログサービス。それまで月額1,890円で提供されていた有料プランが2015年に無料化されました。自由度が高く高機能ですが、スマホ広告が挿入されます。CNAMEレコードの設定で独自ドメインの利用が可能。
シーサー株式会社提供の無料ブログサービス。CNAMEレコードの指定で独自ドメインの利用が可能。広告表示あり。
忍者ツールズの無料ブログサービス。無料プランは容量500MBで広告表示があります。CNAMEレコード・Aレコードの指定で独自ドメインの利用が可能。
アメブロでお馴染みのサイバーエージェントが提供する無料ホームページ・ブログサービス。商用利用に制限があるアメブロとは異なり、商用利用OKとなっており、無料でネットショップを開設することも出来ます。残念ながら記事のエクスポート機能は無い模様。Ameba Owndの広告表記あり。
本気で取り組むならWordPress対応レンタルサーバーがオススメ
如何だったでしょうか？
大家(無料ブログサービス運営者)のルールに縛られることなく、自由に情報を発信したり、収益化するのに最適な独自ドメインとレンタルサーバーの組み合わせですが、無料ブログ程ではないにせよ、レンタルサーバーにもルールや規約は存在します。念のために利用する前に確認しておきましょう。
独自ドメイン＋無料ブログの組み合わせの場合は、アドレスが独自ドメインになるだけで、無料ブログなりのルールや制限に縛られます。手軽に導入できるというメリットはありますが、他のサービスへの移行する際にデータの互換性が問題になる可能性があります。SEOも視野に入れて本格的に取り組むのであれば、最初からWordPress対応のレンタルサーバーを選択した方が無難と言えるでしょう。
なお、レンタルサーバーだけでなく、独自ドメインも無料で取得できるというサービスが存在ます。当サイトでは別記事でその取得方法と活用方法を紹介していますので、興味がある方はチェックしてみてください。
個人が運営する無料レンタルサーバーもチェックしてみたい方はこちらのコンテンツも参考にしてみてください。広告の有無や独自ドメインの対応など条件を指定して国内の無料レンタルサーバーを検索することが出来ます。
